やっとebayで購入した新品のマイカ振動板が届いたので、No.4サウンドボックスの振動板を交換しました。
で今までNo.4で使用していた、マイカ振動板は改造?して、No.5b様にに再利用してみました。
No.5b振動板をマイカにする元ネタ
HMV101にあうサウンドボックス探していて検索していた時に、ふと見つけた下記投稿。No.5bの振動板をマイカに交換する投稿で、期待していなかったけどとても良い!って内容でした。
forum.talkingmachine.info
No.5bの金属(ジュラルミン?)振動板は、白く腐食しちゃっていて端は、一部切れてしまっている状態でしたので、No.4の振動板再利用して、同じ手順で試してみる事に!
その前に振動板を交換したNo.4
新品の振動板に変更してNo.4は、再度丁寧に組み立て直して試聴しました。
微妙な差ですが、音がクリアになって高音も少し出る様になった気がします。
交換手順
振動板からスパイダーを取り外す
No.5Bの振動板は、金属の振動板と、ドーム状の金属が6本足(スパイダー)で接続されている2重構造になっています。
6本の足は、振動板の穴(スリット)から反対側に貫通して折り曲げられ、シェラック*1ニスで固定されていました。
ニスなのでシール剥がし液を試したら、想定通り溶けてくれましたので、綿棒で優しく両面拭き取った後に、ピンセットや針などで丁寧に、折り曲げられた足を伸ばしたところ綺麗に分離できました。
マイカ振動板の穴を埋める
マイカ振動版はトンボとはネジで止める方式なので、センターに穴が空いています。
スパイダー経由でトンボと接続する様になるので、センターの穴は塞がないと空気漏れちゃいます。
私は2液のエポキシ接着剤をごく少量つかって穴を埋めました。
マイカ振動板にスパイダーをつける
マイカ振動板に穴開けるのは難しいそうなので、スパイダーとは穴埋めと同様に2液のエポキシ接着剤でつけます。
スパイダーの足の加工
マイカ振動板は、オリジナルの金属振動板とは違って、凹凸が無くフラットなので、スパイダーの足そのままだと、うまく付けられないので、足を少し曲げて角度つけます。
スパイダー接着位置決め
マイカと同じサイズの紙を用意し、スパイダーを置いて位置をマーキングします。
マイカ振動板とスパイダーの接着
先ほどマーキングした紙とマイカ振動板をマステで仮止めし、マーキングした位置に、エポキシ接着剤を少しずつ乗せます。
6箇所乗せたら、スパイダーをマーキングに合わせて静かに乗せて、接着剤を馴染ませます
接着剤が完全に硬化したら、紙を外してサウンドボックスを組み立ててた後に、トンボとスパイダーを半田付けして完了です。
試聴
早速、HMV101に取り付けて、No.4と交換しながら聴いてみました。
ノーマルのNo.5Bと比較すると、マイカ振動板らしい低音が出ていて、ハイ上がりな音から大分改善されています。
高音は、No.4と比較すると、スパイダーの影響かノビと音量の増えた気がしますね。
フルレンジスピーカーで、本で体は紙でセンターのドームだけ金属使った商品がありますが、それと同じ感じで高音は金属のスパイダーのおかげで増強されている印象があります。
冒頭の引用記事の通り、マイカの良さと金属の良さを併せ持った印象ですね。
電気録音に対応しているNo.5Bの構造のおかげか音量もNo.4と比較すると大きい印象です。
金属とマイカと比較すると、針音は、マイカの方が小さいです。
No.5B マイカバージョンも針音小さいとの評価でしたが、どうでしょ?
大きくはなっていないので良いのでは?と思っています。
比較動画
音の違いがわかる様に、動画作ってみました。
No.4, No.5B, No.5B Mica Version の順番にSP再生した音を再生しています。空気録音ですがある程度違い出ているかとおもいます。
youtu.be