たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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蓄音機ネタ:サウンドボックスを新たに入手

仕事がゴタゴタしており、ゆっくりLPを聴く時間もなく、編曲版のレビューも滞ってしまってすんません。m(_ _)m

で、蓄音機ネタです。(レビュー書けよって感じですが…)

今までの蓄音機

手に入れたHMV101は、サウンドボックスが純正品ではなく鋳物が崩壊していて使い物にならなかったので、別途HMV No.5bを手に入れて聴いておりました。

tamahi-channel.hateblo.jp
tamahi-channel.hateblo.jp

日々SP聴いていますが、HMV101+5bの音は、音圧が高くてハイ上がりでキツめな音の傾向。
コロンビアの盤だと耳障りな音*1と感じる場面も。
やっぱり、HMV102向けな構造に思えます。

金属板だし、スピーカーで言うエッジは薄いフェルトだし、これじゃ高音はキツイ音になるよねって構造です

気になったサウンドボックス

候補のサウンドボックスです。前回の記事と内容被っていますw

HMV No.4

HMV101の本来標準で付いているサウンドボックス
番号の通り、5bの前の型でして、マイカ*2振動版のサウンドボックスになります。

細くて長いアームと金属ホーンは、No.4を想定して設計されているので、当たり前ですが相性は良いと思います。

鋳物と真鍮製があって、鋳物は膨張して脆くなっている物が多い様です。
真鍮製は偶に、ebayで見かけて諭吉1枚前後ですが、日本に送る送料がバラバラ(数千円から1.4万!)

Meltrope

EMGなどでも使われていた、サウンドボックスだけ出していたイギリスのメーカーの製品のようです。
このサウンドボックスとても音が良いと評判で、youtubeでも聴き比べの動画が沢山でています。

www.gramophonemuseum.com

金属製振動版で、ぱっと見は普通のサウンドボックス
アームとの接続部が特徴的で、柔らかめのゴムを縦方向にネジで抑えて膨らませて、アームに圧がかかる事でしっかり固定され、空気漏れも防ぐ設計

このゴムでの密閉というのが効果大なようで、他のサウンドボックスでも効くようです

正直欲しいな〜と思いますが、諭吉3枚越えなので試すにはちょっと高すぎる…

Decca No.8

デッカのサウンドボックスで、youtubeで聴き比べとかでも出て来ます。高音と低音のバランスが良くて良い感じです。

www.youtube.com

作りはいたって普通な構造に見えます。

たまにebayで出て来て、それほど高い金額ではないので狙い目かも?

最終的に、No.4を入手

色と迷いましたが、meltropeは手がでないのと、No.4にmeltropeタイプのゴムをつけると音質が meltropeに近づくという記述もみたので、まずは純正のNo.4を手に入れました。

www.youtube.com

真鍮製のNo.4が偶然、ebayで40ポンドで出ていたので、思わず購入

日本に直接送ってもらうと、1.4万円〜で高すぎたので、転送サービス使って8,000円ほどで送ってもらいました。

本当はもっと安く済むはずでしたが、セラーの梱包が適当すぎて再梱包が必要といわれて、Fedex使わざるを得ない状況に…

使った転送サービスはこちら 
www.forward2me.com

Fedexのイギリス出てから、フランス、ベルギー、ドバイ、中国と色々経由して日本に到着。

届いたHMV No.4

No.5bとの比較写真
No.5bとNo.4
No.5bとNo.4
No.5bとNo.4 裏面
No.5bとNo.4 裏面
HMV No.5bHMV No.4
No.5bとNo.4 ニードル取り付け部分から見た

状態は真鍮製だけあって、膨張やひび割れもなく良好です。
イカ振動版の状態もまずます。
振動版を抑えているゴムは硬化しちゃってガチガチなので交換が必要そう。
アーム取り付け部のゴムもガチガチに固くなっちゃっています。
meltrope風なゴムにするか、純正のゴム除去して自己融着テープ巻いて処置するか…うーん。

アーム取り付け部のゴム
アーム取り付け部のゴム

mertropeタイプのゴムは、先ほどのmeltropeの記事のリンク先で売っているのですが、ゴム1個で20ポンドとちとお高い。
最近小ロットでゴム作成してくれるところもあるので、頼んでみようかな?

天然ゴム+45デュロメーター*3の円筒状のもの、23*17*11位。
ちょうどサイズのあうゴムの部品があれ良いのですが、見つからない

素の状態で視聴

とりあえず、そのままの状態でHMV101に付けて竹針で聴いてみました。
思ったより音量が出ます。

イカ振動板は音が小さいという情報が多いのですが、結構な音量。
低音はあまり出なくて、ガスケットがガチガチなのが原因かな?

このままでも、ハイ上がりなNo.5bよりは聴きやすい音です。

ガスケット交換して、メンテナンスして再度聞いてみたいと思います。

続く

*1:ちょっと喧しい感じw

*2:雲母

*3:ゴムの硬さの単位

取得したSPモメ

5月に取得したSP記載しましたが、その後も少し手に入れましたので、メモがわりに記載です

ディボー:エックレスソナタ

あらえびすさんもお薦めの、エックレスのヴァイオリンソナタ
盤の質がとても良く、スクラッチノイズがとても少なく、録音も曲も演奏も○
10吋1枚ものなので、1曲が短くてちょうど良い

盤質が良ければこれだけノイズが少なく聴けるという良い見本みたいな盤
好き度 ★★★ 盤も良いし演奏もディボーらしくて良い

ブッシュ:バッハヴァイオリンソナタト長調

あらえびす推薦盤
12吋1枚、事前に曲も知っていたので曲が良いのは折り込み済み
ブッシュ&ゼルキンコンビはとても良いですね。ストイック

好き度 ★★★ バッハらしい曲、なんだか神々しい感じ

カザルス:バッハ 甘き死よ、来れ / G線上のアリア

あらえびす推薦盤(こればっかw)
盤質がVG+で期待しましたが、届いて盤確認するとマッチ棒の頭サイズの凹みが…
ぱっと見で色も違うので直ぐにわかる傷なのに、がっかり。
再生したら、音飛びせずなんとか再生できました。

曲も演奏も○

好き度 ★★☆ もともと歌曲ですが、違和感なく聴けます

クライスラー:ルイ十三世の歌とパヴァーヌ

あまり程度が良くないとの事で、格安で購入(送料込みで1000円未満)
確かにスクラッチノイズは多いですが、曲も演奏もとても良くて気に入りました。
クライスラーの小品はとても良い〜。色々集めたくなってしまいます。

盤の質が良いもの見つけたら、買い足したいくらい気に入りました。

好き度 ★★☆ 沁みます、非常に気に入りました、盤の質が惜しい

カサドシュ:ウェーバーピアノ小協奏曲

探していて、格安いででていて思わず購入
もともと好きな曲で、短い協奏曲でSPで聴くにはちょうど良い長さだと思っていました。
曲が4部構成なので、12吋SP片面ずつ2枚でピッタリな構成です。

演奏はピアノはカッチリ、オケはフランス的な響きで不思議な感じ。
コロンビアなんですが、HVM101+5bだと耳に痛い音がでるのが惜しい

好き度 ★★☆ 曲も演奏も良いけど、音が煩い〜

ブッシュ:シューベルト大幻想曲

あらえびす推薦盤
以前買いそびれて出るのまってましたが、これも割安ででてきて購入できました。
やっぱりブッシュ&ゼルキンはこういう曲は良いですね。
12吋SP2.5枚なのでちょっと長い、最後の面にレーガーが入っていましたが、これは曲が???でした

好き度 ★★☆ 盤質もなかなか、曲もシューベルトらしくて良い

おまけ

竹針購入しましたが

色々聴いていて、針が少なくなってきたので竹針を、オクで30本購入したのですが、届いた物をみたら、なんだかサイズがバラバラ。
実際にサウンドボックスに入れて全部試してみたところ、約1/3の9
本が太くて入らない。さらに5本は細すぎてスカスカ

30本中14本、約半分が規格とずれているってなんだか…

太いのは削って入る様にして使いますが。

販売者にチェックちゃんとしてねと、伝えたところ、送りますとの返事で後日追加で30本送られてきました。(普通郵便!)

同封の紙にはチェックして良さそうな物を選びましたとの記述がF--;)
再度チェックしてみると、今度は5本太くて入らない、3本細すぎてスカスカ。うーん。大丈夫かな?

販売されいてるのは、蓄音機専門店の方で、以前修理の相談でメールしたら返事がなかった業者さんでしたw

HMV101+サウンドボックス5Bについて

今はHMV101に、同じくHMVサウンドボックスNo.5bを無理やり*1つけて聴いています。
やはり当初の設計と違う機種につけているせいか、音がやたらと前に出る音で、音圧は高いけどハイ上がりでちょっと歪みっぽくて、耳が痛くなる音で再生される盤も

一番音がソフトな竹針でも煩く感じる時もあり、しょうがないのでホーンの開口部にタオルを軽く詰めて聴いていますw

もうちょっとバランス良く、細かい音もしっかり再生してくれるサウンドボックスが良いな〜と色々調べると、やはり純正のNo.4やmertropeが評判が良さそう。
mertropeが一番欲しいのですが、4万〜は手出せないので、No.4 の真鍮製の初期な物を40ポンド程度で落札してみました。

届くのが楽しみです。

*1:アームが細いので、自己融着テープを巻いて太さ調整して取り付けています

ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」(エーベルス編):コンパニア・ディ・プント(2019)

Beethoven: Symphonies Nos

演奏 コンパニア・ディ・プント
(COMPAGNIA DI PUNTO)
録音 DHM / 2019 / Stereo
演奏時間 15:18 12:21 05:25 11:05 合計: 44:09


暑苦しくない英雄

交響曲第1番、2番に続き、3番「英雄」編曲版です。
コンパニア・ディ・プントの室内アンサンブル版のベートーヴェン交響曲ですが、3曲目の「英雄」です。
編曲は1番と同じ、エーベルス編曲とのこと、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、フルート1、クラリネット2、ホルン2、バスという構成

1番の編成に近いですが、フルートが追加されていますね。

第1楽章、最初の和音からして可愛らしい感じで、その後の分散和音も爽やかで、通常の重苦しさ暑苦しさ皆無。音の出し方も軽くボウイングしている感じの出方でとても軽やか。テンポも軽快で聴いていて楽しい。
よく聴くと低音がシッカリ鳴っています。コントラバスかな?
第2楽章、寂しげで鄙びた雰囲気。ここまで刈り込まれると、侘び寂びな感じがしてきますw
第3楽章、スケルツォ、フルートが軽やかで強奏でも圧迫感なく、快速でキレ良くて気持ち良い
第4楽章、冒頭もやっぱり暑苦しく無いw。フレーズは短く前へ前へと勢いありますね。ここではホルン2本が効いていて違和感が少なくなっていますね。ここでも快速でスッキリスカッとします。
最後のコーダも暑苦しく無いw

コンパニア・ディ・プントはベートーヴェン交響曲3曲録音していますが、この編成で是非他の曲も録音してほしいです!
とくに編曲版の空白曲の4番聴いてみたい〜。

フル編成では重い、四重奏とかだと物足りない場合こちらお勧めです!

評価

評 価 ★★★ 爽やかスッキリな英雄
レア度 ★☆☆ 探せば手に入りそう

ベートーヴェン 交響曲第2番(リース編):コンパニア・ディ・プント(2019)

Beethoven: Symphonies Nos

演奏 コンパニア・ディ・プント
(COMPAGNIA DI PUNTO)
録音 DHM / 2019 / Stereo
演奏時間 10:42 9:22 3:38 5:59 合計: 29:41


同じく9人編成の交響曲第2番

先日の交響曲第1番に続き、交響曲第2番の編曲版です。
こちらは、ベトベンの弟子だった、フェルディナント・リースによる編曲とのこと。

9人編成は一緒ですが、ヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ1、コントラバス1、フルート1、ホルン2という構成
交響曲第2番は、ベトベン自身が3重奏への編曲していますが、他者の室内楽への編曲物はなかなかなくて、こちらのアルバムは貴重ですね。

フルートが入っているのが良いですね。クラリネットとは違った可愛らしい雰囲気がでて良いです。

第1楽章 序奏の鄙びた感じとフルートが○、キビキビとたテンポで気持ち良い疾走感、強奏でも濁らずスッキリ。ハッキリ。重くならない。
第2楽章、ラルゲットですが、早めのテンポでスッキリと暗くなりすぎない感じで
第3楽章、こちらは思ったより控えめな感じですが、メリハリあり弱音が密やかで良い感じ。
第4楽章、快速でキビキビ、フルートとが良いアクセント、最後もさっぱりとしたエンディング

3重奏にも編曲されている様に、元々が室内楽にしても違和感のない曲の為か、こちらの編曲もピッタリハマっています。
聞き慣れた曲が新鮮に聞こえて良いですね〜

評価

評 価 ★★★ これも良い
レア度 ★☆☆ 探せば手に入りそう

蓄音機の現在と、音楽体験について

蓄音機、色々と弄ってきましたが、HMV101を手に入れて一気に落ち着いてしまいましたw

というのも、HMV101 or 102 が欲しいけど、お値段が高いから、構造が似ているビクトローラや、金属ホーンのコロンビア210を探していた訳で、本命が手に入ってしまった今、安い日本製のジャンク購入して直す必要が無くなってしまった…

それとは別に、古い物を綺麗にしたり、動く様に直すのは昔から好きな性分なので、別な意味では欲しい気が(旧車乗ってましたし)

HMV101

英グラモフォンの蓄音機で、HMV102は後継機。
細く長いアームと金属ホーン、シングルゼンマイのモーター。
サウンドボックスはマイカのNo.4が付属

手に入れたHMV101は、外側の程度はあまり良くなく、操作盤もやれておりました。アームのメッキも剥がれ気味。
オートストップ機構は、以前の所有者さんが、ねじ山ダメにした関係でズレて止められていました
サウンドボックスは鋳物の日本製でほぼ崩壊状態で使い物にならず。

それでもアームのベースやモーター、金属ホーンの状態は問題なかったので、ある程度メンテナンスすれば使える状態でした。

でもろもろ作業して今は普通に使える状態になっています。

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駆動部から回転時音が聞こえますが、ガバナーかな?おいおい調査して調整できたら調整したいです。

サウンドボックスHMV NO.5b

HMV101 メンテナンスして普通に使える様になりましたが、サウンドボックスが無い。
仮でトーレンスのサウンドボックスで聴いていましたが、トーレンスは手放す事を決めたので、別なサウンドボックスを探していたところ、HMVの名機と言われるNo.5bが、割安で出ていて、購入できちゃいました。

HMV No.5bは、HMV102に付けられていたサウンドボックスで、華やかなハイファイ的な音色で定評のあるサウンドボックスです。
ビクターのオルソフォニックと同様な作りですが、鋳物の質がかなり良くて、しっかりしています。

入手後に、分解掃除、注油、フェルトの交換、半田付けのやり直しを行いました。

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HMV101 on No.5bの音質

そのままでは、101のアームが細くて固定できないので、自己融着テープ巻いて隙間調整して、No.5bを固定しました。

その状態で、手持ちのSP聴いています。

HMV101とNo.5b
HMV101とNo.5b

音量は充分すぎるほど出ていまして、一番音の小さいと言われる竹針を使っても盤によっては、煩いかも?と思う音量が出ます。

これは、HMV No.5b を使っている為かと思います。 もともとの純正のマイカ*1を使ったNo.4 は音量的にはもう少し抑えた感じらしいので…

華やかな音色の 5bのキャラクターが強くでていて、高音が強めで明るい音が出ています。ただ盤によっては高音がキツすぎる感じもしないではないですね。

カザルスなどを再生すると、1m近いホーンの為か、なかなか良く低音が再生されています。

気になる所

音量

やはり純正じゃない関係か、音量が出過ぎてしまって、竹針でも夜は憚られる音量な盤があり、落ち着いて聴いていられないw

高音よりな音色

5bは良くも悪くもハッキリとした華やかな音色で、HMV102向けに設計された感じなんですかね? HMV101とだと高音がきつすぎる感じな時があり、もう少し抑えた感じが良いなと思う事も。

贅沢な悩み?

その他のサウンドボックス

HMV No.4


出典: ebay

本元HMV101に付属していたサウンドボックスなので相性は抜群と思われます。
イカ振動版サウンドボックスですが、電気録音がで始めたタイミングの製品の為、電気録音のSPでも問題ないとのこと。

海外のフォーラムでもやはり評判が良いですね。
背面が真鍮と鋳物とあり、鋳物は例の如く劣化して割れ易いので避けた方が良いとの記述が見受けられます。

日本のオクやフリマだと滅多に出てこないです。
ebayだとチラホラありますが、真鍮製は諭吉一枚前後で送料が同じくらいかかるものが多いです。

重量でも容積でも、イギリスから日本だと送料高すぎる…なんで?

sonora


出典: ebay

アコースティック録音時代のサウンドボックスで、ベルの様に澄んだ音を目指して開発されたそうです。こちらもマイカ振動版
HMV No.4 と並ぶ高音質らしくお勧めされている記述もあり。

口径が合うかは不明だけど、海外フォーラムだと購入したHMV101についてきたという記述もあるので、使えそう。

こちらも日本のオクやフリマだとほとんど見ない、出ても高い。
ebayだとチラホラあり、HMV No.4よりは安いですが送料がやっぱり高いものが多いですね。

Meltrope


出典: ebay

こちらは、金属製の振動版のサウンドボックスですが、海外のフォーラムでとても音質の評価が高いです。
HMV No.5a/b やVictor のオルソフォニックより高評価だったりします。

アームとの接続が、ゴムをネジで押しつけることでアームにピッタリ固定する方式で、空気漏れが皆無とのこと。

実際youtubeに結構動画が上がっておりますが、バランスが良くて聞き易く感じました。

日本のオクやフリマでは見かけたことなく、ebayで少し見かけますが、この高評価の為、お値段がお高い。
日本に発送しない物は、少しリーズナブルだけど転送サービス使うか、発送お願いしてOKもらわないと…

MeltropeはIIIまでサウンドボックス出した後に、Deccaに買収された為、以降はDeccaの蓄音機のサウンドボックスが Meltrope 設計の物に変更された様で、もちろんこちらのサウンドボックスの評判もとてもよいです。

サウンドボックス単体で買うより蓄音機ごとかった方が安い場合もw

ebayとかだと、HMV101も1.5万円〜から買えて、綺麗なHMV No.4
がついていることも結構あります。
HMV No.4が送料込み諭吉2.5枚くらいなのであまり値段かわらず買えちゃう。

DeccaブランドのMertroeも、蓄音機丸ごと買うと、送料高み3.5万円程度なので、Meltropeのサウンドボックスを単体で買うより安かったり…

サウンドボックス外した本体はどうるすか?使わないのは勿体無いし、かといってサウンドボックスなしでは売れないだろうし…

SPの音について

実際にSPの音を聴くまでは古臭い、ノイズまみれの音だと思っていましたが、全然違いました。
SP時代の録音が、LPやCDで出ていますが、出てくる音は全く別物と言って良いと思います。

蓄音機で再生すると、音がリアルで前に出てくる感じがするのですが、CDやLPだと、ノイズに埋もれてスピーカーの中で奥に引っ込んだ感じで音が出ている感じが強いです。

同じ復刻でもCDより、LPでの復刻の方がより違和感が少なくて好ましい音に感じます。

針音はありますが、音楽が始まってしまえば、針音は全然気になりません。

この蓄音機特有の音の実在感は、とても不思議です。
もちろんモノラルなのですが、実在感が強いので全然物足りなく感じないです。

音の入り口=出口という究極にシンプルな構成が成せる音なのか…

別の部屋で演奏している楽器を、長い管を通して聴いているともしかしてこんな感じなのかな?

こればっかりは、いくら文章で書いても伝わらないですね〜。何かのイベントとかで聴く機会があれば是非聴いてみてください〜

特に、ヴァイオリンやチェロのソロの相性が良い気がします。オケはちょっと厳しい。歌物も相性は良さそうですが、歌系苦手なので持ってないです。

*1:雲母