たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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ブラームス ピアノ四重奏第1番(シェーンベルク編曲):ヤルヴィ / ロンドン響(1990)

Piano Quartet

演奏 ネーメ・ヤルヴィ/ロンドン交響楽団
(Neeme Järvi/London Symphony Orchestra)
録音 Chandos/ 1990 / Stereo
演奏時間 15:11 9:11 11:54 9:34 合計: 45:50


何時もと一味違うパパヤルヴィ

日本人が大好きブラームス、でも私はかなり苦手な作曲家でして、この曲と同2番、ピアノトリオの管弦楽版、交響曲第2番とヴァイオリン協奏曲程度しか聴かないです。交響曲1番とか流れてきて耳にすれば良い曲だとは思いますが、なぜか自分で再生する気にならないのですよね。

この曲は元々、ピアノ四重奏だったものをシェーンベルクが立派な管弦楽へ編曲したものです。シェーンベルクは自身の作風関係なく真っ当?に編曲しています(シェーンベルク私的演奏協会のシリーズ好きなのですが、その逆バージョンですね)

パパヤルヴィ、マイナーなこういった曲相変わらず振ってくれて助かるなーと思って聴き出したら、ヤルヴィらしからぬ濃厚な表情づけの演奏で一寸ビックリしました。

出だしからゆっくり目のテンポで、表情をくっきり付けていきます。いつものフレーズを短く切ってサクサク進む印象とは真逆です。

これが実に良いんです。ヤルヴィは表向きはさっぱりした感じなのですが、根っこはロマンチストなんだろうなぁ〜と感じていたのが、その通りな感じでとても印象的です。

でもブラームスが苦手な私が好きなので、一般的なブラームス好きな方は聴いてどんな印象持たれるのかな?

パパヤルヴィ、マーラー の9番録音してくれないかな?

評価

評 価 ★★★ ヤルヴィの最高傑作でしょう
録 音 ★★☆