たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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ベートーヴェン 交響曲第9番(ワーグナー編曲ピアノ+合唱版) : 小川典子(Pf) / 鈴木雅明 / BCJ(1998)

ベートーヴェン:(ワーグナー編曲)交響曲第9番 「合唱」ピアノ版 (Beethoven: Symphony No.9)

演奏 小川典子(Pf) / 鈴木雅明 /バッハ・コレギウム・ジャパン
(Noriko Ogawa / Masaaki Suzuki / Bach Collegium Japan)
録音 Bis / 1998 / Stereo
演奏時間 15:14 14:48 12:01 25:10 合計: 67:13


若きワーグナーが編曲したベートーヴェン交響曲第9番

年末第9特集第9弾、手持ちの交響曲第9番が尽きてきましたが、今回も変化球でベートーヴェン交響曲第9番 のワーグナー編曲ピアノと合唱版です。
この編曲はワーグナー青年(17歳)が、足繁く図書館に通ってベートーヴェンのスコア参照しながら編曲したものだそうです。

リストの編曲とは違って、声楽部はそのまま残しているので演奏には合唱が必要です。このアルバムでは、BCJのメンバーが参加しております。
BCJですので当然小編成です。
1〜3楽章は小川さんのみでの演奏で、4楽章で、鈴木雅明氏の指揮でピアノと合唱が演奏されています。

1、2楽章は比較的ゆったりとしてテンポでオーソドックスな演奏。
音が時たま引っかかる感じなのは、編曲の故ですかね?ピアノの音は中々綺麗です。
3楽章は、自然な呼吸感でゆったりと。
4楽章は、主導権?が鈴木雅明氏に移り、急に表現の幅が出てくる感じです。合唱は数は少ないですが、このくらいの方が私は好ましく感じます。
さすがプロという合唱で、少人数ですが物足りなさ皆無。
バッハの演奏聴いているような清々しい感じがします。

いつもと違う第9聴きたい(聴かせたい)方おすすめ!

評価

評 価 ★★☆ 合唱が透徹で綺麗、さすがプロ。ピアノもなかなか雄弁
レア度 ☆☆☆ BISなので問題なく入手できます