演奏 | スティグ・ヴェステルベリ/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団 (Stig Evald Börje Westerberg/Royal Stockholm Philharmonic Orchestra) |
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録音 | Bluebell / 1979 / Stereo |
演奏時間 | 合計: 45:08 |
スウェーデンの別の海の交響曲
海の交響曲続きで、アルヴェーンの交響曲第4番「海辺の岩礁から」のご紹介。
ヒューゴ・アルヴェーン(1872/5/1 - 1960/5/8)も、スウェーデンの作曲家で、ステンハンマルと同世代ですね。(本当スウェーデンには良い作曲家がゴロゴロしてますね。)
交響曲は5曲書いていまして、第5番の3、4楽章は未完(でも演奏できる状態)の様なので、全曲アルヴェーンが完成と認めたのは第4番までの様です。
ニューストレムと同様に、歌手を使っていますが、こちらは歌詞を歌う訳ではなく、ヴォーカリーズ(アーを発音するのみ)となります。*1
単一楽章の曲で、これもニューストレムと一緒ですね。
第1部でテノール、第2部でソプラノ、第3部でテノール+ソプラノ、第4部は楽器のみ。
曲は全体的に、ステンハンマルより、よりロマン派風で濃厚な感じで、リヒャルトやマーラーっぽい所もあり、デュカ(ス)の魔法使いの弟子っぽい所も感じます。
形式感とメロディー感に乏しくて交響曲というよりは、やはりリヒャルト・シュトラウスの交響詩な印象で、場面説明がないとちょっと聴き辛い気がしました。
ところ所盛り上がって格好良い所もありますが、ヴォーカリーズはリートが苦手な私にはちょっと退屈でした…。
ヴェステルベリの演奏は、ビシっとしまっていて北欧的なオケの響きともども文句なしかと思います。
評価
評 価 | ★★☆ | ニューストレムとまた違った感じで良い |
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レア度 | ★★★ | CDではかなり高額 |
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