たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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シュレーカー 間奏曲 : オブストフェルド / ウェストファリアン室内管(1996?)

Werke Fur Kammerorchester

演奏 フリーダー・オブストフェルド / ウェストファリアン室内管弦楽団
(Frieder Obstfeld/Westphalian Chamber Philharmonic)
録音 EDA / 1996? / Stereo
演奏時間 合計: 06:38


忘れられてしまうには、勿体無い作曲家 シュレーカー

オーストリアの、フランツ・シュレーカー(1878−1934)は、主にオペラの作曲でしられるユダヤ系の作曲家。
一時は、リヒャルト・シュトラウスと人気を2分したと言われるほど人気のあった様ですが、ナチスの台頭もあり最後は病気で56歳目前で亡くなっています。

作風を分析できるほど、音楽を深く知っているわけではない私ですが、聴いている感じからすると、ワーグナードビュッシー+ラベル+シェーンベルクマーラーシューマンな感じでしょうか?(つまり後期ロマン派以降の音楽を全部いいとこ取りした感じ?)

無調や12音階ではなく、調性を軸にしていますので、素人の私でも聴きやすいです。
響きとても多彩で、フランス的なオケの響きも時折感じられます。マーラーの様な濃厚でロマンティックな面もあり、一方デカタンな匂いもします。(語彙が…)

でこの間奏曲ですが、初期の曲ということもあり、比較的おとなしい曲になっていますが、爪痕はしっかり残していますね。
とても優しい曲調ですが独自の妖しさがあり、胸がざわつく感じがします。誰かと似ている様で、似ていない独自の響き&作風、独自の和声はシューマンとも似ている感じがします。


演奏は、私はこのアルバムでしか聴いていませんが、少人数での演奏で、すっきりと骨格が浮き出る様なイメージで私は好きですね。オペラは苦手ですが、管弦楽曲などもシュレーカーは聴いています。

評価

評 価 ★★☆ 優しくて妖しく独自の魅力がありますね
レア度 ★★☆ たまに見かけますです