演奏 | デジレ=エミール・アンゲルブレシュト/フランス国立管 (Désiré-Émile Inghelbrecht/French National Orchestra) |
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録音 | Naive / 1960Ⓛ / Stereo |
演奏時間 | 21:05 12:56 19:34 15:09 6:44 合計: 75:28 |
響きの移ろいに身を委ねる
たまひはドビュッシーが見た目に似合わず好きで、ラベルより断然に良く聴きます。一時はまってマイナー曲や編曲集中的に聴いてました。
聖セバスチャンの殉教は、大規模すぎて(上演時間5時間!*1)あまり演奏される機会も少なく知名度もいまいちな作品ですが、埋もれるには勿体無い素晴らしい作品だと思います。
これはアンゲルブレシュトがオラトリオ版に編んだもので、1時間15分程度にまとめられています。まとめられてはいますが、ナレーションが結構あるので、それも省くともう少し短くなりそうです。
演奏は色彩感という意味では比較的地味な印象ですが、響きの移ろい感が素晴らしくて、なんとも言えない味を出していて雅楽にも通じる様な印象を受けます。フランス料理のコンソメ的な(語彙力が…)
交響的断章で他の指揮者も聞きましたが、この味はアンゲルブレシュトの魅力の様です。
ナレーションが結構ありフランス語なので意味わからず、少し邪魔に感じます*2
アンセルメ版はナレーション無しらしいので、聴いてみようかな?ドビュッシーでアンセルメはあまり良い印象がないのですがどうでしょう?
フランスはこういったナレーションつけて再構築した様なアルバム結構見かけますね。
これオペラ化の計画もあった様ですが、実現していたらペレアスなみの作品になりそうでしたね。
ドビュッシーはカラフルなだけでつまらないという方は是非聴いてもらいたい演奏です。
評価
評 価 | ★★☆ | ナレーションは要らないけど演奏は好き |
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レア度 | ★☆☆ | まだ中古でも手に入るかな? |
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