演奏 | トレヴァー・ピノック / ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル (Trevor Pinnock / Royal Academy of Music Soloists Ensemble) |
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録音 | LINN / 2014? / Stereo |
演奏時間 | 17:46 14:28 06:09 16:20 合計: 52:43 |
エルガーの交響曲3番を補筆したペインによる編曲版
HMV101の作業もひと段落したので、レビューに戻りますw
編曲物を紹介しているので、そちら続きで今度はブルックナーです。
とはいってもブルックナーはかなり少なくて、レビューできる手元にあるのは、2番と7番、弦楽五重奏曲のオーケストラ版位です。
少し前に、6番と7番の新たな編曲版が出ていましたが、軽くしか聴いてないですが、好みではなかった…
古楽系で有名なピノックと、各楽器がソリストで構成されているオケによる、なんとも珍しいブルックナーしかも初期の交響曲2番の演奏です。
私は、ブルックナーの初期の曲が好きで、00、1、ヌルテ、2、各宗教曲等好んで聴いております。
ペイン編曲で、20名*1による演奏という事で、室内楽版までは小さくなく、室内オーケストラ向けという感じですね。
ハーモニウム使っているのが好みで良いです。もう少し刈り込んで10名程度でも良かった気がしますw
古いブルックナー聴きの方々から「こんなのブルックナーじゃ無い!」って言われそうですが、スッキリとしてキリっとしまった演奏(響)で好みです。
殆どの楽譜がブルックナーの書いたものなに、9番のフィナーレ聴いても、拒否反応示す人が多いのが面白いところ
初版の変さを考えると、本元ブルックナーはやっぱり変人なんですよね、周りの意見で普通に矯正されちゃっただけで…
オケを分厚くして演奏する指揮者が多い中、このスッキリ感は逆に新鮮です。
録音の為か、金管が強すぎる事もなく、弦と対等な感じが不思議な感じです。
スピーカーで聴くと若干物足りなく、ヘッドフォンで聴いた方がこの盤は良い気がします。
管楽器のソロも、この演奏だと寂しげな雰囲気が出て良いです。
スケルツォも、いつもの激しい感じと異なり、ちょっと可愛い感じに。
最終楽章も、いつもの巨大な構造物という感じではなく、各楽器がぽつり、ぽつりという感じで、不思議な感じに聴こえて新鮮です。
ただ最終楽章だけ、ちょっとゆったり気味で少しだけチグハグに聴こえちゃいました。
評価
評 価 | ★★☆ | スッキリとした編曲で好み |
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レア度 | ★☆☆ | 探せば出てくる感じですね |
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