演奏 | ケルン六重奏団 (Cologne String Sextet) |
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録音 | Avi Music / 2003 / Stereo |
演奏時間 | 10:48 11:47 5:03 3:50 9:05 合計: 40:53 |
珍しい田園の編曲版
SPばっかり聴いてしまってて、大分間があいちゃいました。
で手持ちの不要なCDやLPも整理していたりして…
ベトヴェンの交響曲の編曲版の紹介、1〜3と進んできましたが、4番は、いまだに聴いた事なく、5番は何枚か持っていましたが、あまり面白くなくて手放しちゃっていますのでレビュー書けなくて…
2曲飛んで田園です。
これも長らく、編曲版なかったのですが、2012年に急に出てきて飛びついたものになります。
M-G-フィッシャー編曲とのことで、編成は、ヴァイオリン*2+ビオラとチェロが*2で6重奏とのことなので低音に厚みがある響きになっています。
室内楽版の演奏は、往々にしてキビキビとしたテンポでの演奏が多いのですが、この演奏は標準的より若干、ゆったりとたテンポでの演奏になっています。
名盤として有名な、ワルター&コロンビアのタイミング比較すると。
本盤 | ワルター盤 |
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10:48 | 9:50 |
11:47 | 11:51 |
5:03 | 5:39 |
3:50 | 3:39 |
9:05 | 9:36 |
第一楽章が1分近く遅く、その他は同じかちょっとだけ速かったりする感じですね。
弦楽器だけの演奏ですが、ヴァイオリンが工夫しているのか、ちょっと管楽器っぽい音出していたり面白いですね。
楽器は少ないですが、低音がしっかりしているので4重奏などと比べると重心が低くてどっしりした感じ。
第一楽章冒頭は、速く感じますね。
個人的にはもう少しキレが欲しいな〜と思いますが、田園の編曲版ほとんど唯一無二な感じなので貴重ですね。
3楽章なんかは長閑な感じが出ていて良いけど、嵐はちょっと迫力不足は否めない感じで物足りない。ここはもうちょっと激しいと…
最終楽章、幸福感に満ちた楽章ですが今度はザクザクした感じで、もうちょっとゆったりした呼吸感が欲しいな〜と思いました。
最後の終わり方もそっけなさすぎるきが?