たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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マーラー 交響曲第9番:バーンスタイン / イスラエルフィル(1985L)

マーラー : 交響曲第9番 / レナード・バーンスタイン、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 (Mahler : Symphony no.9 / Leonard Bernstein, Israel Philharmonic Orchestra) [2SACD Hybrid] [国内プレス] [日本語帯・解説付き] [Live]

演奏 レナード・バーンスタイン/イルファエルフィルハーモニー管弦楽団
(Leonard Bernstein/Israel Philharmonic Orchestra)
録音 HELICON CLASSICS / 1985Ⓛ / Stereo
演奏時間 29:27 16:47 12:07 30:09 合計: 48:23


伝説の来日公演直前のライブ

久々の更新です。チョット間あいちゃいました。
マイナー作曲家orマイナー曲ばかりだったので、今回は王道?のマーラーの9番です。

私は若い頃に、井上道義指揮、新日本フィルマーラー9番の実演初めて聞いたのですが、第一楽章で動悸がして心が震えて涙が止まらなくなった経験があります。

でCDでもそういった経験を求めて沢山聴いたのですが、終ぞ体験できずにいました。
バーンスタインは、ACO / BPO / VPO*1と聴いてきましたが、追体験まではいかない状態でした。

そんな中、許さんのレビュー記事を拝見して騙されたとおもって聴いてみたとです。
www.hmv.co.jp

聴いてみたら、ライブで聴いた当時の感覚が蘇ってきました。
魑魅魍魎があちこちで蠢いている様な、異様な緊張感と不気味さ、聴いていくうちに鼓動が高鳴り、胃のあたりがもぞもぞして、落ち着かなくなり。コーダ?で打ちのめされる感覚。

第3楽章もあちこち飛び回り、ぶつかり痛みを伴う様な演奏。
最終楽章は、深く深く沈み込んで、安心したような、それでいてもがいている様な演奏で、聴いている内に浄化されていく様な心持ちになりました。

録音された音楽でここまでの体験ができるとは正直驚きました。

マーラー好きならば是非聴いて頂きたいと思います。

評価

評 価 ★★★ 恐ろしくなる程素晴らしい
録 音 ★☆☆ チョット篭り気味
レア度 ★★☆ SACDなら手に入る

*1:DVD