たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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フランツ・シュミット 交響曲第2番 : ヤルヴィ / シカゴ響(1989L)

Schmidt: Complete Symphonies No.1 - 4

演奏 ネーメ・ヤルヴィ / シカゴ交響楽団
(Neeme Järvi / Chicago Symphony Orchestra)
録音 Chandos / 1989Ⓛ / Stereo
演奏時間 14:39 19:09 13:09 合計: 46:57


パパヤルヴィらしい、豪快な演奏

フランツ・シュミット(1874/12/22 - 1939/2/11)は、オーストリアの作曲家で、シェーンベルクと同い年ですね。
後期ロマン派な曲調で、シェーンベルクとは真逆な感じです。
ドイツ系フランス人で同じくシュミットがいますが、こちらはフローラン・シュミット。同じシュミットでも綴りが違います、フランツのシュミット= schmidt / フローランのシュミット = schmitt

交響曲第2番は、1913年に作曲され、3楽章の交響曲で、第2楽章が変奏曲となっています。大編成で(ホルン8本!)ですが、マーラーほど長大ではなく、50分弱の曲となっています。

第1楽章、あかるい序奏でカラフルな感じが終わると、ブラスがバリバリと主題かなでますが、初っ端からシカゴ響のパワー炸裂!
第2主題はちょっとしっとりな感じ、ブラスがバリバリいう所ではブルックナーっぽいフレーズが聴こえたり。煩い?のと静かのと繰り返して進みます。パパヤルヴィは強弱緩急が相変わらず上手いですね。
第2楽章、変奏曲です。最初に木管が奏でた後弦に移りと色々な楽器に渡ります。にぎやかになるところもありますが、全体的にはしっとりとした楽曲で綺麗な箇所もあり、なかなか良いです。
第3楽章、寂しげな木管ではじまり、バロック音楽みたいに進んでいき次第に明るくなって盛り上がりますが、その後は無挙動な感じになり最後またブラスがバリバリと盛り上がって続けて終わります。

シカゴ響のブラス群大活躍な曲と演奏。ヤルヴィは鳴らすところは思いっきり鳴らすので気持ち良いです。
この作曲家ももっと聴かれても良いのにな〜ちょっととっつきにくい箇所ありますが、中間なんか綺麗だし。

評価

評 価 ★★☆ ブラスがバリバリ気持ち良い
レア度 ☆☆☆ Chandos なので問題なく買えます