たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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オネゲル 交響曲第2番 : ミュンシュ / ソビエト国立響(1965L)

Various: Charles Munch in Mosc

演奏 シャルル・ミュンシュ/ソビエト国立交響楽団
(Charles Munch/USSR State Symphony Orchestra)
録音 Melodiya / 1965Ⓛ / Stereo
演奏時間 9:58 7:24 4:53 合計: 22:15


珍しいミュンシュソビエト国立響の鬼気迫るオネゲル

オネゲル(1892-1955)の交響曲第2番です。この曲はほぼ全編弦楽のみで演奏されて、最後の最後にトランペットが現れる(でも任意)変わった編成の曲です。
第二次世界大戦中に作曲された為、全体的に重苦しい曲調となっています。

この演奏は、ミュンシュソビエトに客演した時のライブです。
ミュンシュの熱気と、ソビエト系の楽団のやる気がの波長がピッタリあったものすごく燃焼度の高い演奏かと思います。

ミュンシュの他のライブにありがちな、気持ちが先走りテンポが上がりすぎてオケが棒についていけず、ボロボロになるという事もなく、オケの上手さはさすがです。

前編ドスが効いていて、硬質でヒンヤリとしたオケ、曲調とあいまって怖さ倍増。息苦しさを感じるほど。

3楽章に入り、トランペットが入ると、今までモノクロだった曲調に急に光が差し込んだ様な輝かしいイメージになり、そのまま曲が締めくくられます。

この時期のメロディア録音は、お世辞にも良いとは言えない録音が多い*1のですが、このライブはかなり良い音で録れていてかなり聴きやすいです。

ここ数年、メロディアのCDはかなり入手困難になっていますので、見つけたら買いかと思います〜

評価

評 価 ★★★ なんだか鬼気迫ってます!
録 音 ★★☆ この時期のメロディアにしては奇跡的に良い!
レア度 ★☆☆ 軒並み買えなくなっているメロディアにしてはまだ在庫合ったりしますので是非!

*1:歪っぽかったり、高音がキンキンしててりバランスが変だったり…