たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェヘラザード」 : フェドセーエフ / モスクワ放送響(2003L)

Rimsky-Korsakov: Scheherazade

演奏 ウラジーミル・フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団
(Vladimir Fedoseyev/Moscow Radio Symphony Orchestra)
録音 VISTA VERA / 2003Ⓛ / Stereo
演奏時間 9:34 13:02 9:20 11:29 合計: 43:25


大人しいフェドセーエフの大人しくない演奏

リムスキー=コルサコフの有名なシェヘラザードです。アラビアンナイトと元にした曲ですね。リムスキー=コルサコフこの曲ばかり取り上げられていてもったいなぁ〜

物語のあらすじはWikipediaから転載しますね。

シャフリアール王(Shahryār)は彼の一番目の妻の不貞を発見した怒りから、妻と相手の奴隷の首をはねて殺害する。 女性不信となった王は、街の生娘を宮殿に呼び一夜を過ごしては、翌朝には処刑していた。側近の大臣が困り果てていたとき、大臣の娘のシェヘラザードは王の愚行をやめさせるため王との結婚を志願する。

シェヘラザードは毎晩命がけで、王に興味深い物語を語る。そして物語が佳境に入った所で「続きはまた明日。」と話を打ち切る。

王は新しい話を望んでシェヘラザードを生かし続け、千と一夜の物語を語り終える頃には二人の間には子どもが産まれていた。王は自分とシェヘラザードの間に子供が出来たことを喜び、シェヘラザードを正妻にする。こうしてシェヘラザードは王の悪習を終わらせた。
出典: Wikipedia

フェドセーエフは、ちょっとせっかちで落ち着きのない演奏をするイメージな指揮者ですが、乗っている時はとても良い演奏しますね。またロシアの指揮者らしい爆演も(--;
あと作品をカットする事も多い指揮者で、今どきは珍しいタイプかもしれません

シェヘラザードもカット入っていますがわかるかな?

第1楽章「海とシンドバッドの船」冒頭はあっさりとした出だしで、ヴァイオリンのシェヘラザードのテーマに。
フェドセーエフらしい前のめりでテンポよくサクサク進みます。シェヘラザードは同じフレーズがくどく何回も出てくるので、この位サクサクやってくれた方が良いですね。

第2楽章 「カランダール王子の物語」もテンポ良く進みますが、メリハリつけてわかりやすい演奏、ブラスの音がロシアっぽい音で懐かしくなりますね。
第3楽章「若い王子と王女」穏やかな楽章で一息
第4楽章「バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲」冒頭からキレ良く始まりすぐシェヘラザードのテーマ。この楽章は賑やかな楽章なので、出すところは思いっきりやってます。ここでも前のめりでぐいぐい進んで行きます。最後のシェヘラザードのテーマのあと???となり静かに終了します。

評価

評 価 ★★☆ フェドセーエフの良い面が出た演奏、やっぱり曲はクドイかも?
レア度 ★★★ かなり難しいかも?