演奏 | ピエール・ブーレーズ / ロンドン交響楽団 (Pierre Boulez / London Symphony orchestra) |
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録音 | CBS / ? / Stereo |
演奏時間 | 合計: 7:06 |
精緻なバッハを精緻なオーケストレーションで
ウェーベルンです。とはいってもオリジナルの曲ではなく、バッハの編曲です。
ウェーベルンは、殆ど聴かない作曲家でして、なんどかトライしてもどうにも耳に残らず、ベルクの様に急に開眼(開耳?)して気に入る曲もなく…。
持っているのはどれも編曲系のみ。元々音(楽器)を極限まで減らして、精緻な曲を作っていた人なので、編曲では面白い仕事していると思います。
こんなこと書くと怒られそう…
こちらはバッハの「音楽の捧げもの」の中から 6声のリチェルカーレ をウェーベルンがオーケストラ向けに編曲したものです。
精緻な曲を作るバッハを、精緻なオーケストレーションするウェーベルンが編曲したものを、精緻な演奏していた頃のブーレーズが指揮するのですから、悪いはずがない〜
元々はバッハですから、それほどとっつきにくい感じはなく、メロディーごとに、楽器が変わり、響きはとても澄んでいて濁らず室内楽の様、ぽつりぽつりなのですが、色彩感もあり、見事な編曲ですね。
ウェーベルンのアルバムに含められている様に、バッハの素材を使ったウェーベルンの作品としても良いかと思います。
でも他のオリジナル曲は、あまり何度も聴く気がおきないんですよね〜
ただこの曲、全集のBOXにしか入っていないのでそれだけ聴くのにBOX買うのも…だし昔みたいにEPやCDシングルがあれば良いですが…
評価
評 価 | ★★☆ | 精緻で色彩感豊かな響きが良い |
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レア度 | ★☆☆ | 中古でもまだ豊富かと |
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