たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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ハイドン 交響曲第103番「太鼓連打」: マタチッチ / ザグレブフィル(1979L)

演奏 ロブロ・フォン・マタチッチ / ザグレブフィルハーモニー管弦楽団
( Lovro von Matačić / Zagreb Philharmonic Orchestra )
録音 Zagrebačka Filharmonija / 1979Ⓛ / Stereo
演奏時間 9:56 8:13 4:59 6:21 合計: 29:29


マタチッチらしく、豪快さと繊細さの同居した太鼓連打

大好きなハイドン交響曲第103番「太鼓連打」です。
日本ではNHK交響楽団に客演で度々来日していたので、人気がありますね。
特にN響とのブルックナー8番は、私の刷り込みでもありベストと思っています。

マタチッチというと不器用とか、太い筆跡でグイッと書いた様な演奏とよく言われますが、もともとウィーン子な様で、ワルツ等でも粋な演奏されている様ですね。

太鼓連打ですが、youtubeでは以前から聴いていまして、CDが欲しくて探していた時期がありますが、見つからず諦めていました。
たまたま最近NETで見つけてやっとこさ手に入れられました。

豪快さと繊細さの同居し、マタチッチらしくリズム感がよく、音に張りが有り素晴らしい演奏だと思います。

第1楽章冒頭の太鼓は、少し遠目から控えめながら、迫力のある出だし。
序奏部の低減もマタチッチらしく骨太な感じで◯、弱音にも神経が行き届いている感じでライブならではの緊張感が伝わってきます。
主題に入ってもキレキレで推進力もありとても良い〜

響きが豊かが柔らかい感じがしますね。
最後の太鼓は、冒頭と違ってオン気味で、地を這う様な迫力。

第2楽章は、旋律がくっきりとしてメリハリよく、パワーを控えて運転しているような迫力がありますね。バイオリンとフルートのソロも○
音が生きていて気持ち良いですね〜

第3楽章、メヌエットも絶好調、キビキビとイキイキと、それでいて迫力もあり不思議な魅力

第4楽章、冒頭のホルンは柔らかい表情で、次第に熱(エネルギー)を帯びてきて、ヴォルテージがドンドンあがっていく感じ。
オケも気合が入っていて少し荒れ気味ですが音に張りがあって良いですね〜。

ライブなので、スタジオと比べて若干音は落ちますが、鑑賞には問題なさそうです。

評価

評 価 ★★★ 太鼓の音が良くリズム感良し
レア度 ★★★ 探してやっと手に入れました