たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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ビクトローラ J2-12 (Victrola J2-12)の整備ひとまず完了しました

先日手に入れた、ビクトローラのJ2-12。その後分解整備とクリーニングが終わりました。かなり綺麗になったかと思いますです。

モーター周り

モーター周りは、古いグリスをパーツクリーナーで洗い流して、新たにグリス塗布しました。ゼンマイの香箱は今回は開けずに様子見です。
オレンジ色のゴムブッシュは溶解していたので、スクレーパーで取り除きました。

ビクトローラJ2-12モーター部のクリーニング前ビクトローラJ2-12モーター部のクリーニング前
ビクトローラJ2-12モーター部のクリーニング前
ビクトローラJ2-12モーター部のクリーニング後ビクトローラJ2-12モーター部のクリーニング後
ビクトローラJ2-12モーター部のクリーニング後

モーター関連は、灯油で洗う方が多いですが、灯油は廃棄の手間があるので、私はパーツクリーナー使って掃除しています。

パーツクリーナーは釣りのリールでも使うので、樹脂対応のAZのパーツクリーナー使っています。速乾性じゃないのでしばらく部品を浸ける事ができて、臭いも少なくて使いやすくおすすめです。

金属パーツ周り

ターンテーブルや、速度調整、オートストップ機構、取手などの金属パーツの洗浄。
全て、クエン酸に一晩浸けてからブラシ等でサビを落とし、見える金属部は、ガンダム用のメッキペンで塗装。
サビらだけだったハンドルも綺麗になりました。

ビクトローラJ2-12錆除去後のパーツ類
錆除去後のパーツ類
ビクトローラJ2-12錆と糊を掃除したターンテーブル
錆と糊を掃除したターンテーブル

塗装に使ったガンダム用メッキペンはこちら

アーム部

アーム部ですが、こちらも錆を落として磨きました。土台の部分は、ダイキャスト製でひび割れたり欠けたりしてましたので、パテで補修後、グリスアップしてベアリングを組み直しました。

台座部分は割れて歪んじゃってて、ネジ穴が他の部品と比較して合わないので、全部のネジ止めれません。
ビクトローラJ2-12アーム部クリーニング中
クリーニング中のアーム
ビクトローラJ2-12アーム土台部補修中
パテでアーム土台部補修中

アームの稼働部分

アームは中間部で、クルクル回ってサウンドボックスの重みで自然に盤面に針が乗る様になっていますが、このアームはそこが硬くて手で押さないと盤面に針が乗らない状況です。

若干軽くなりましたが、まだまだなので現在は奥まで捩じ込まず軽く動く手前で止めています。

木製部

ターンテーブルが乗る中板は、少し削れたりしていたので、磨いてニス塗って綺麗にしました。
ホーン部も中のゴミを綺麗に掃除して開口部にニス塗りました。

ビクトローラJ2-12中板クリーニング前ビクトローラJ2-12中板クリーニング後
中板のクリーニング前を後
ビクトローラJ2-12ホーン部クリーニング中ビクトローラJ2-12ホーン部クリーニング後
ホーン部のクリーニング中と後
掃除しているとあらゆる場所から、針が大量に出てくる出てくる。100本以上回収しました。筐体内部に落ちているのはまだ良いですが、モーター部にグリスで固着しちゃっている針が沢山あって、動作不良の原因になるので、全て取り除きました。
回収した針は使えるかわからないので、もったいないですが破棄

再組み立て

一通りクリーニング終わったので、全てのパーツを再組み立てしました。
大分綺麗になりました。できればあまり好みではない箱の合皮のも貼り換えたい所ですが、今回は見送り。
貼り替えは面倒なので、黒系で塗装するかゴム系塗料で塗装かな?と思います。

ゴム系塗料だとあとで剥がせるので、マットな質感も好みだとゴム系塗料が良いかも?

ビクトローラJ2-12クリーニング後ビクトローラJ2-12クリーニング後
再組み立て後

サウンドボックス

残りはサウンドボックスなんですが、ビクトローラのオルソフォニック(Orthophonic)は、フリマやオクで手頃な値段で手でこないので、コロンビアのNo.8らしいサウンドボックスのジャンク品をオクで購入。
早速メンテしようと思いましたが、裏蓋がはめ込むタイプで錆で固着して全く開かない。構造的に掴んで引っ張る所もなく、開けるのは諦めてトンボまわりの掃除なのみにしました。

試聴

コロンビアのサウンドボックスと、Thorens Excelda のサウンドボックスをゴムかまして取り付けて、手持ちのSP再生してみました。
やはりアームの中間部が硬くて上手く針圧がかからない様で、音飛びしちゃったりします。

だましまだし再生させてみましたが、コロンビアの音はメンテナンスもできていない為か、音量も小さく不明瞭な感じで、Thorensの方が良い音でした。

アーム再調整が必要そうです。

コロンビアは音が大きい反面甲高い感じでしたが、ビクトローラは落ち着いた感じの音の印象です。