たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

当ブログはアルバムの紹介画像に一部アフィリエイト広告を利用しています

グリーグ ピアノ協奏曲 : カッチェン(Pf) / ケルテス / イスラエルフィル(1962)

グリーグ:ピアノ協奏曲

演奏 ジュリアス・カッチェン(Pf) イシュトヴァン・ケルテス/
(Julius Katchen(Pf) / Istvan Kertesz / Israel Philharmonic Orchestra)
録音 DECCA他 / 1962 / Stereo
演奏時間 12:00 6:01 9:37 合計: 27:38


夭折したカッチェンとケルテスの素晴らしい演奏

私はピアノの音が苦手です、それでもピアノの曲は聴きます。そんなピアノ苦手な私が重視するのは、ピアノらしい音を出す演奏が好きという事です。

ピアノらしさを和らげようと苦心というか色々される演奏もありますが、どうせ苦手なピアノの音を聴くなら思いっきりピアノらしい音が良いと思う今日この頃です。

で私の好きなピアニストのカッチェンです。
42歳の若さで亡くなっているアメリカのピアニストで、その為現在では知名度はいまひとつですが、とにかくピアノの音が立っていて綺麗で、非常に好きな音を出すピアニストです。

かといってスポーティーにぶっ飛ばす訳でもなく、抜くところは抜き、弱音でも軽やかで音が立っています。

バックを支えるのは、ハンガリーの指揮者ケルテスです。こちらも43歳で亡くなってしまっています。ドヴォルザーク交響曲9番の録音で有名ですね。イスラエルフィルを指揮してカッチリとしつつ叙情的な所も不足ない演奏です。

第1楽章有名な冒頭から、音が立っていてゾクゾクします。
カッチェンは、絶妙にテンポや強弱をつけながら演奏しています。ここでも弱音での緊張感さすがです。

第2楽章 弦が冴え冴えとした音で良いです。カッチェンのピアノはここではとても優しい音出していて良いです。
第3楽章 一転してピアノがリズミカル、強弱の表情づけが良いですね〜(語彙が…)
ちょっとセカセカした感がありますが、グリーグの場合は曲にあっているから良いかと…


評価

評 価 ★★★ ピアノの音が立っていてとても好み
レア度 ★☆☆ 探せばまだ見つかる