演奏 | ハンス・シュミット=イッセルシュテット/ 北ドイツ放送交響楽団 (Hans Schmidt-Isserstedt / NDR Symphony Orchestra) |
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録音 | ALTUS / 1969Ⓛ / Stereo |
演奏時間 | 15:07 9:38 10:21 19:22 合計: 54:28 |
爽やかで清廉な、イッセルシュテットのマーラー
色々と家でのトラブルやらで忙しくて、更新遅れました。
これもシューリヒトのCDと一緒に手に入れたCDになります。
およそマーラーとは縁のなさそうな、イッセルシュテットの振るマーラー興味が湧いて手に入れた次第。
聴いてみて大いに気に入りました。灰汁も念もドロドロしたものは綺麗さっぱり洗い流して、純音楽的で爽やかで清廉なマーラーの巨人です。
マーラーというと楽器がたくさんなってごちゃっとしてイメージですが、この演奏はオケが優秀な為か、非常に透明で見通しが良くて対旋律の音なども良く聴こえます。
第一楽章は爽やかな感じが秀逸。第二楽章は、非常にゆっくりなテンポでのんきな感じですが、それがかえってダークな雰囲気を醸し出します。
第三楽章のとぼとぼとした淋しい感じも◯
第四楽章は、見通しの良さをアンサンブルの良さが際立っています。
熱くないけど燃えている炎の様な不思議な感じ。ここでも弦の動きがよく聴こえます。
最後も迫力はありますが、粘らずアッサリ。
バーンスタインの方向とは全く違いますが、これはこれで良いです。
繰り返し聴いても聴き疲れしないマーラーですね。
録音も自然な感じで良いです。