たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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ブルックナー 交響曲第3番 : シューリヒト / VPO(1965)

Bruckner: Symphony No.3 / Haydn: No.86

演奏 カール・シューリヒト / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(Carl Adolph Schuricht / Vienna Philharmonic Orchestra )
録音 Medici Masters / 1965 / Stereo
演奏時間 19:10 14:42 7:35 14:02 合計: 55:29


9番8番の陰に隠れているけどシューリヒトらしい演奏

色々と忙しくて久々の更新。
まだまだシューリヒトです。

晩年にEMIにステレオでウィーンフィルと録音された、一連のブルックナーアルバムの一つの3番です。9番が不動の名盤として評価が高く、その次に8番かと思います。その陰に隠れて3番はあまり評価が高くないですね。

本来ではEMIなのですが、EMIは音が悪いので同じ音源でも、Medici Masters の方が音が鮮明でおすすめです。

演奏はというと、冒頭からしてシューリヒトらしい軽い感じで爽やかな出だし。最初のブラスでも決して荒くならない。

サラサラと流しているようで、かっちり決める所は決め、飽きない演奏かと思います。
録音バランスが少しハイ上がりな感じも軽く感じる要因かも?

ウィーンフィルは本当に音色が魅力的ですね。ここでも熱演しています。

第2楽章のアダージョはシューリヒトらしい美しい演奏。シューリヒトのブルックナーアダージョはハズレなしですね〜

第3楽章は優しいスケルツォ、バリバリではなく柔らかいタッチ
第4楽章も出だしから柔らかい表現、比較的ゆっくりとしたテンポで、穏やかな感じで進みます。

最後のコーダも落ち着いた表情でフィニッシュ

シューリヒトのベストな演奏か?といえばもっとやれるはず!と思ってしまいますが、これはこれで好きな演奏です。

評価

評 価 ★★☆ すっきりしているけど飽きのこない演奏
レア度 ☆☆☆ 買うならリマスターがとても良いので、Medici Masters 盤を!