演奏 | カール・シューリヒト / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (Carl Adolph Schuricht / Vienna Philharmonic Orchestra ) |
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録音 | Medici Masters / 1965 / Stereo |
演奏時間 | 19:10 14:42 7:35 14:02 合計: 55:29 |
9番8番の陰に隠れているけどシューリヒトらしい演奏
色々と忙しくて久々の更新。
まだまだシューリヒトです。
晩年にEMIにステレオでウィーンフィルと録音された、一連のブルックナーアルバムの一つの3番です。9番が不動の名盤として評価が高く、その次に8番かと思います。その陰に隠れて3番はあまり評価が高くないですね。
本来ではEMIなのですが、EMIは音が悪いので同じ音源でも、Medici Masters の方が音が鮮明でおすすめです。
演奏はというと、冒頭からしてシューリヒトらしい軽い感じで爽やかな出だし。最初のブラスでも決して荒くならない。
サラサラと流しているようで、かっちり決める所は決め、飽きない演奏かと思います。
録音バランスが少しハイ上がりな感じも軽く感じる要因かも?
ウィーンフィルは本当に音色が魅力的ですね。ここでも熱演しています。
第2楽章のアダージョはシューリヒトらしい美しい演奏。シューリヒトのブルックナーアダージョはハズレなしですね〜
第3楽章は優しいスケルツォ、バリバリではなく柔らかいタッチ
第4楽章も出だしから柔らかい表現、比較的ゆっくりとしたテンポで、穏やかな感じで進みます。
最後のコーダも落ち着いた表情でフィニッシュ
シューリヒトのベストな演奏か?といえばもっとやれるはず!と思ってしまいますが、これはこれで好きな演奏です。
評価
評 価 | ★★☆ | すっきりしているけど飽きのこない演奏 |
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レア度 | ☆☆☆ | 買うならリマスターがとても良いので、Medici Masters 盤を! |
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