たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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旧い録音のなんちゃってハイレゾ化

少し前に擬似ステレオ化の記事を記載しました。

tamahi-channel.hateblo.jp

スタジオ録音だとこれだけで大分聴きやすくなりますが、放送ライブ録音物だと、AMラジオ並みか以下の音質の物があり、もう少しどうにかならないかと思っていた所、擬似ステレオ記事を参考にさせて頂いたブログにて、擬似ハイレゾ化の記事も発見。

r1rawd.cocolog-nifty.com

無い高音部をどう再現するのかと思ったら、ゲインを大幅にアップさせサチらせて、ディザリングノイズを使うという目から鱗の方法でした。

ちょっと手間はかかりますし、HDDの容量も沢山使いますが、手順にそってやってみました。
元ソースは、シューリヒトのブラームス交響曲第2番の第4楽章

tamahi-channel.hateblo.jp

変換前のスペクトル

変換元ファイルのスペクトル表示です。この録音は年代にしてはかなり優秀でかなりクリアな音質です。
スペクトル表示でも綺麗に20k付近まで伸びてますね。

周波数スペクトル
ノーマルの周波数分布

変換後のスペクトル

参照したブログの手順で、96k / 24bit で出力したファイルです。
20khz より上の音域が付与されているのがわかるかと思います。

周波数スペクトル
変換後の周波数分布

20khz 付近のスキマはわざとっぽいです。聴感上はまったく気にならないです。(もともと人は20khz はほとんどの人は聴こえないですしw)

Macでもリアルタイムなスペアナが有ればキャプチャするんですが、未だ探していないです。

聴いた感じ

おお昔、パイオニア製の高音域の補正つき SACD / CD プレーヤー持ってましたが、その時と同じく音がやわらなくなる印象です。少し音色が明るくクリアになるような印象もありますね。

元々が優秀な録音なので、大きな違いはないですが、これを擬似ステレオにして聴くと、最近のCDと遜色なく楽しめます。むしろ下手な録音より良い位?

シューリヒトや、オッテルロー、ミトプーなどの旧いライブ等を全部加工してみたくなります

補正する高域のフィルターはいじって試しだすときりがない状態で、実験好きなヲタクにはたまりませんね。