演奏 | ネーメ・ヤルヴィ/イェーテボリ交響楽団 (Neeme Järvi/Gothenburg Symphony Orchestra) |
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録音 | DG /1995 / Stereo |
演奏時間 | 16:52 10:49 9:15 13:19 合計: 50:15 |
パパヤルヴィもオケも気合の入った演奏
ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871/2/7 - 1927/11/20)は、スウェーデンの作曲家で、マーラーの10歳下ですね。
後期ロマン派にちょっと引っ掛かっているかと思われます。
交響曲第1番は、初演後作曲家により破棄され長らく演奏されていなかった曲とのこと。1980年台にパパヤルヴィが蘇演したそうです。
曲は全体的に牧歌的で、北欧のブルックナー的に呼ばれていたとかいないとか。
パパヤルヴィはこの曲を2回録音しており、本盤は2度目の録音となります。1度目から演奏時間が大分短くなり、よりパパヤルヴィらしい演奏になっているかと思います。
第1楽章、弱音からホルンが始まり、まさに牧歌的ですが北欧らしく少しひんやりとした感触。だんだん明るくなりますが、ひんやり。
オケがとても良い音だしてますね。イェーテボリ響きはステンハンマルが音楽監督をしていたオケなので、これは自分達の曲だと自信もって弾いている気がします。
最後は盛り上がりますが、こういう所パパヤルヴィ上手いです。
第2楽章、弦主体で始まりどこか寂し気でやはりひんやりとした雰囲気
最後で、ブルックナー交響曲第7番の第2楽章が出てくるのはちょっと吃驚
第3楽章、朗らかな楽章ホルンが活躍、薄陽射す丘の草原?木管の部分もどこかひんやりしているのが北欧のステンハンマルらしい?
第4楽章、パパヤルヴィの面目躍如、フレーズは伸ばさずガシガシ進んでいきます。オケも頑張ってついていきます。とくにブラス群は大変そう。
終盤テンポを落として、しんみり歌う所とか上手いですね〜そこからジワジワクレッシェンドしてコーダまで緊張感持ってエンディングまで。
評価
評 価 | ★★★ | 最高、この演奏のせいで新たな録音が増えない? |
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レア度 | ★★☆ | DGなので、まだ大丈夫 |