たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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モーツァルト 交響曲第36番 リンツ : シューリヒト / パリ・オペラ座管(1964)

モーツァルト:交響曲第36,38,40,41番

演奏 カール・シューリヒト / パリ・オペラ座管弦楽団
(Carl Adolph Schuricht / Paris Opera Orchestra)
録音 Denon / 1964 / Stereo
演奏時間 6:45 7:03 3:23 7:46 合計: 24:57


生きが良くて爽快なリンツ

やっぱりシューリヒトです。
コンサートホール盤には、リンツが入っていなかったので、別でADES盤を探して購入しました。こちらは親マスターからのCDという事ですが、どこにもライセンス書いてないですね。

シューリヒトADES盤のリンツ
ADES盤のリンツ&40番


リンツはよく聴く曲で、40番や41番より聴いているかもしれません。
全体的な印象はプラハと同じく、快速で生きの良い演奏なのですが、こちらの方がより突き抜けている印象です。

クライバーと似ていますが、シューリヒトはさらに快速で特に第1楽章は繰り返しもなしなのでチョッパやです。

時間比較 第1楽章 第2楽章 第3楽章 第4楽章
クライバー 10:51 7:14 3:52 7:37
シューリヒト 6:45 7:03 3:23 7:46

第1楽章は、序奏からして、キリッとして速くて気持ち良い!
あの子クライバーがのんびりと聴こえてしまうくらい速い〜。繰り返しもないのであっという間に終わっちゃいます。
オケの為か音が軽くて明くて良いですね
第2楽章は、一転して穏やかで密やかな始まり。控えめな表情が実に良い。
第3楽章は、少し穏やかな?メヌエットオーボエソロはウィーンフィルの方が味があるかな?録音の為か少し引っ込んでいる感じ。
第4楽章は、再び快活でキビキビとした演奏。音は軽やかで重たさ皆無。聴いていてとても気分が良いです。

パリ・オペラ座管は、シューリヒトの無茶なスピードによくついて行っていると思いますよ〜
オケの音が軽くて明るくて良いです。

録音はコンサールホールソサエティにしては、まずますです。
ADES盤とコンサートホール盤、同じマスターなはずなのにADES盤の方が、若干クリアで聴きやすい。
マスタリングの違いですかね〜

評価

評 価 ★★★ 爽快です、駆け抜けるモーツァルト
レア度 ☆☆☆ DENON盤ならたくさんありますが、やっぱりADES盤で聴きたいところ