演奏 | カール・シューリヒト / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (Carl Adolph Schuricht / Vienna Philharmonic Orchestra ) |
---|---|
録音 | DISQUES REFRAIN / 1957Ⓛ / Mono |
演奏時間 | 12:28 8:36 7.49 6.56 合計: 35:49 |
ライブの即効性が光るシューリヒトの演奏
やっぱり続くシューリヒト。これが書きたかったのですが、CDなかなか手に入らなくて保留にしてました。
有名な、シューリヒト&ウィーンフィルのニューヨーク国連総会議場でのライブ(こちらも名演)の翌年のライブです。
ベートーヴェンの交響曲の中では7番が一番聴く曲でして、もっぱら C.クライバーの演奏で聴いてました。
シューリヒトのベト7ですが、想像通りシューリヒトの資質と合っていてバッチ👍です。
C.クライバー&BRSOとのタイム比較です。
クライバー 11:29 / 8:09 / 8:23 / 7.49 TOTAL 35:50
シューリヒト 12:28 / 8:36 / 7.49 / 6.56 TOTAL 35:49
C.クライバーの最終楽章は、拍手が最後に入っていますので、純粋な演奏時間だとシューリヒトより短いですね。
第1楽章冒頭はアッサリ短めに開始、比較的落ち着いたテンポですすみます。ライブならではの音の張り、緊張感が良い。
主部に入ってからスピード感がまして気合いが入ってきます。
トランペットのリズム強調も決まってます。
ウィーンフィルの木管は良いですね〜
第2楽章は、落ち着いたテンポでシューリヒトらしい緩徐楽章、とぼとぼした寂しげな雰囲気がまた良い味だしてます。
第3楽章も、落ち着いたテンポ。ここでも木管が良いですね〜
第4楽章、最初は落ち着いたテンポで進みますが、次第に熱を帯びてきて、ジワジワ加速し、コーダでは本気だしたウィーンフィルの凄さが感じされます。
低弦の繰り返し音型から力を溜めながらジリジリと加速していくところの高揚感はさすがです。
クライバーの暴走機関車とは違った最終楽章ですが、これも良いです!
音はモノラルで多少丸いですが、素直な感じで聴きやすいです。
演奏が大いに気に入っちゃったので、擬似ステレオ化となんちゃってハイレゾ化して聴いております。
評価
評 価 | ★★★ | 本気のVPOは良い!ジワジワくる4楽章も◯ |
---|---|---|
レア度 | ☆☆☆ | オークションで偶に出てきます |
件のCDは滅多に見つからないので、手に入りやすいニューヨークの国連でのライブCDをご紹介こちらもなかなか良い演奏です。