たまひの蝸牛…

クラシックの演奏の感想中心に記載しています。良い悪いではなく好き嫌いでの評価ですので参考にならなかったらすみません

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マーラー 交響曲第1番 (シュタイン 校訂による室内楽版) : マギ / ウプサラ室内管(2007L)

G.Mahler : Symphony No. 1 Blumine

演奏 パウル・マギ / ウプサラ室内管弦楽団
(Paul Mägi/Uppsala Chamber Orchestra)
録音 Swedish Society / 2007Ⓛ / Stereo
演奏時間 15:27 7:08 10:02 19:36 合計: 52:13


スッキリ、さっぱりとした巨人

シューリヒトの演奏ばかり書いてましたが、そろそろ好物の編曲物等の演奏のご紹介を。初っ端何にしようかと思いましたが、マーラー交響曲第1番「巨人」のシュタイン 校訂による室内楽版 をご紹介しまうま。

室内楽版と記載されていますが、聴いている感じは、室内オケように2管編成位に縮小した感じに聴こえます。

古典派の交響曲の編曲版とはチョット趣が違うかな?

指揮者のパウル・マギは、エストニア出身の指揮者だそうで、ネーメと同郷ですね。
ウプサラ室内管弦楽団 はスェーデンのオケの様です。

演奏ですが、小編成も相まってスッキリサッパリ。マーラー特有の情念というか、ドロドロしたものというかそういう物は皆無。
編曲版を期待していると、肩透かし食う感じで、通常の演奏と比べて違和感はあまり感じませんです。

テンポは若干速め、純音楽的なスタンスに感じます。
室内管なので、少人数なので響は薄めですが、気になるほどではない感じですが、冒頭からして通常とは違う、スッキリした響きが新鮮です。

第1楽章5分過ぎで盛り上がる所も、控えめでスッキリしているので物足りないと思う方もいるかも?13分過ぎのシンバルを伴う所はスピード感あって気持ち良い。

第2楽章は軽いタッチで、テンポ早くスッキリ、さっぱりで気持ち良い。でもこのテンポだと踊れないですね

第3楽章、落ち着いたテンポで開始、編成が小さい為か低音がチョット薄いですね。この楽章は指揮者によってはダークな雰囲気になりますが、マギは至って健康的な明るい雰囲気

第4楽章、もスッキリ、キリっとした感じでです。タメもあまりなく、基本インテンポでサラサラですが、中間部では少しテンポ落としてゆったり。最後もスピード感もってフィニッシュ

最後に拍手が入っていてライブ(!)だと気が付きます。(拍手が1分位収録されていますね)

録音は遠目で、チョット細部がもやっとしていますが、鑑賞には支障がないでせう。
歳重ねるとこのくらいサッパリしている演奏の方が良いかも?

編曲物の紹介としてはチョット物足りない…

評価

評 価 ★★☆ スッキリしていて良いですが、編曲物としては物足りない…
レア度 ★☆☆ CDはみた事ない